中国の発展は凄まじいですな。2000年頃まで中国に仕事で駐在していた自分としても更に他国を見るよう(同じ国でも)で脅威を越えておぞましさを感じます。(やってはいけないことをやりまくってるでしょう!)
ボクが駐在していた頃の中国の発展も進化の速度が速く、中国の凄さを実感できました。とはいえ、急ラッシュで建設されていた工場等は殆どがレンガを積み上げて作られただけの建物で日本で言う建築基準法などあってないようなものでしょう。
積み上げたレンガの周りに多少の鉄筋を入れていますが、周りの外壁にコンクリはなしです。さらに天井は蓋をするように何トンもある様な分厚い鉄骨を置いて固めてるだけなので、地震が来れば下にいる人たちはペシャンコになるでしょう。
絶対に地震の来ない地域だと断言していましたが。
ま、中国もその頃は発展途中とは言えホノボノしていた時期であったといえるんじゃないでしょうか。懐かしいです。
工場食を現地従業員の方と一緒に食べていたのですが、写真に撮っていなかったのが悔やまれます。映像美的に撮ろうという気にさせるものでは決してなかったのですが、こうやって過去を振り返る際に「あんなものをたべていたんだ!」という回顧に浸れる材料になりえたはずです。1食50円ほどでした。今もあるんでしょうか。
工場の饅頭は日本の中華レストランで食べる饅頭のような繊細な食べ口ではなくもっと荒っぽくもう2度と食べたくありません。w
でも、常食なので毎日ご飯代わりに出てきます。
工場の建設に途中から参加したのですが、気が付けば完成していたという感じのスピード感でした。
工場が完成して、1年も経たないうちに外壁にひび割れができ始めました。ひび割れを隠すような修繕をして、修理は完了です。基礎設計からして杜撰ですからひび割れくらいできたところで、完全に壊れない限りもう修繕はできないでしょう。その時の国の成長スピードに合わせるために何かが犠牲になっても仕方がなかったのかもしれません。
その代わり日本も恩恵を受けていたはずです。
そして今は立場が逆転しつつあります。感慨深いとしか言いようがありません。あのレンガを積み立てて建物を作っていた国が、分かっていた未来予想図とは言え脅威の国になっているとは。
遡ること中国に行く数十年前のこと。
NHKの中国の長江の特番で流しをやっている中国の若者にインタビューをしていました。その若者曰く「200年以内近くに中国は日本に追いつき、追い越すような国になりたい」と。
あれは現実のことだったのでしょうか…。