「正人」の趣味関心

「正人」の日記

映画時評:モノクロ映画「人生は四十二から」を観た。大推薦! もし観ることが出来る環境があるなら是非!

大阪の中崎町にあるミニシアター、プラネットプラスワンでモノクロ映画「人生は四十二から」を観た。想像以上にムッチャ面白かった! もし皆さんに見る機会があるなら大推薦だ! 「もし」と書いたのは、そもそもこの映画は1935年公開の米国映画。なかなか見る環境にある方は少ないだろう。
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旅話:GWちょこっとバイクでお出かけ。スピリチュアルスポットへ。

巷では10連休で何処ぞへ出かけるだの、人と会えば「どこへ行ったか?」的な会話から始まるこの時期、普段通りの生活を送りたいと思う人間には肩身が狭い世の中になっている。 外食に出るも人だらけ、ショッピングするにも人だらけ、外国人までがいつも以上に目立つ。 改めて居場所探しの必要性が急務だと実感。 いや、家にいろよ、って話が色々と面倒なのと、面倒くさいので、このコメント。
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映画時評:映画「ザリガニの鳴くところ」を観た。思うところがある。

小説「ザリガニの鳴くところ」を読んで感銘を受け、その流れで見逃していた映画「ザリガニの鳴くところ」がAmazonプライムであったので思わず観た。正直に言うとPC画面で見て十分だった。 映画肯定派の皆様には申し訳ないが、やはり物足りない。 時間内で小説の内容をうまく収めた映画監督の手腕は素晴らしいが、小説世界の素晴らしさと同程度の映画としての素晴らしさを描けたかどうかは、甚だ疑問だ。 もう一度言い直そう。 編集においてはOK。 映画として素晴らしかったかどうかは疑問。
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旅話:大型連休だとか、ツーリズムだとか、旅の在り方を考えてみる。

世間ではGWって喜ばれているようで、長い人では10連休だそう。 それはそれでいいことだ。 でも、自分の好きな時に10連休を取れればもっといいよね。 そんなボヤキです。
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設立75年の別府の老舗ミニシアター「別府ブルーバード劇場」を訪ねた。

思わぬきっかけで別府を訪れたが、 思いの外良かったので記念に書き留めておこうと思う。 …といっても別府の街の話ではなく、別府のミニシアターの話だ。別府の観光関係者の皆さんゴメンナサイ。 「別府ブルーバード劇場」は今年で75年になる老舗のミニシアターである。歴史や過去の逸話については色々あるので、気になる人はHPを見てもらいたい。
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旅話:有名観光地の光と影。別府

別府ブルーバード劇場に映画を観に行った。 それが別府行きの目的だった。 観たい映画が全国でも限られていたからだ。尚且つ映画の内容が全国のミニシアターを巡るロードムービーのようなものだったし、訪れたことのない土地を行くことはむしろ関心があったからだ。 温泉には全く興味がなかった。 ってか、どちらかと言えば嫌いかもしれない。 実際、今回の滞在中一回も入ってないし、足湯さえ遠慮した。
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映画自評:いい映画とは観終わった後でも心に残るものだ。「せかいのおきく」は未だに心にある。

最初に映画感想を書いた際はネタバレ前提で書いたので、観ていない方にはこの映画の良さを十分紹介できていないので改めて書いてみたいと思う。 とてもいい映画だがあまり認知されていないようなので、勝手に宣伝を買って出ていこうとしているわけなのだ。 この映画は「映画が好き」とおっしゃるならば是非観ておく映画だと思う。
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映画自評:「ディス・マジック・モーメント」はミニシアターをキッカケにしたロードムービードキュメンタリー映画。

別府ブルーバード劇場まで「ディス・マジック・モーメント」を観に行った。 マレーシア出身のシネマドリフター(映画流れ者)を自称する映画監督リム・カーワイがコロナ禍に日本のミニシアターを行脚したロードムービードキュメンタリー映画だ。
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映画自評:「せかいのおきく」こそ世界に飛び出す日本の映画じゃないのかい。

自分が知らなかっただけなのか、いつどこで映画宣伝され公開が始まり、全国のどこの映画館で放映されていたのだろう。 ボクはたまたまあるミニシアターに興味があり、そのミニシアターで映画を観るつもりだった映画一つだけ見るだけではもったいないので、もう一つ「ついでに」選択した映画がたまたまこの「せかいのおきく」だったわけなのだ。消却法で他の映画を消した結果この映画と出会うことになったのだ。 観たら役者さんはそうそうたるメンバー。監督さんは阪本順治じゃないか。 やる気あるヤン。
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読書感想:「ザリガニの鳴くところ」のジャンル分けを止めるところから真の読書体験が始まる。

いい映画もそうだが、この小説も一つの小説の中に様々なテーマが盛り込まれていて、読む人によって気になる所が異なるはずだ。 読んでいる途中からその世界観が終わるだろう読後の世界を想像すると読み終わりたくなくなるもの名作の証拠。丁寧に紡がれた世界観は愛おしく自分もその世界の住人になってしまっているかのようなのだ。 まだ其処にいたい。 話を聞きたい。 自分の話を聞いてもらいたい。 そんな願望が次から次へと絶え間なく頭の中を駆け巡る。架空の場所であると分かっていても尚、訪れてみたいとさえ思い続ける。彼らに会いたいと思う。それがいい小説なのだ。