映画

「正人」の日記

映画自評:俳優東出昌大の赤裸々な「一部」を垣間見れる「WILL」はオモシロいけど、ドキュメンタリー映画としては如何なものだろう。

『Winny』『福田村事件』とボク的に俳優としての存在感を増し、過去の芸能雑誌話題ネタに晒されるネタ男からのイメージが一気に180度転換した気になる俳優さんとなった男、それが東出昌大。 文字転換でも「東出」と打てば、フルネームで「東出昌大」まで予測変換が出てくる有名俳優。 正直、『Winny』『福田村事件』を観るまでは、どうでもよかった存在だった(失礼!)。だがこの2作はボクの彼に対する評価を変えた。 よくよくウィキを調べるとボクの好きな『桐島、部活やめるってよ』にも出てたそうじゃないかい。気が付かなかった…。デカいのに。 さて、話を戻そう。
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映画自評:ビクトル・エリセ監督『ミツバチのささやき』『エル・スール』を一気観してお腹いっぱい。

関心があった上映中の『瞳をとじて』を観る前に事前学習がてら前々から観たいと思っていた2本の監督作品映画を企画上映していたミニシアターがあったので観に行った。共に名作の誉れ高い映画だ。 2本観終わった直後は内容がこんがらがってどっちがどっちの話だったか分からない状態。w 以下ネタバレを含む。 まだ、「瞳を閉じて」は観てない。
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映画自評:イ・チャンドン監督「シークレット・サンシャイン」は、「目に見える」テーマ以上に広く考えさせられる

「イ・チャンドン レトロスペクティヴ 4K」として京都のミニシアター出町座でイ・チャンドン監督の特集が組まれ、今週の月曜日に観た「ペパーミント・サンシャイン」に次いで「シークレット・サンシャイン」を観に行った。 正直ここまで立て続けに観るつもりはなかったのだが、「ペパーミント・キャンディー」が良かったので、監督作品に対する期待が高まったのだ。
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映画自評:イ・チャンドン監督「ペパーミント・キャンディー」はボクの物語だ!、と思わせられた

京都出町座でイ・チャンドン監督特集が行われている。気になる作品がありながらも、ずっとすれ違いで映画館で見られないまま今まで来た。中でも「ペパーミント・キャンディー」は観たかった映画の一つだ。観たい思いはありながらも観られないでずっといる、というすれ違い環境もこの「ペパーミント・キャンディー」に通ずるものがあるような気がして鑑賞後も感慨に浸ったものだ。
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映画自評:「ロブスター」は設定コメディ。まずは設定を受け入れよう。

「哀れなるものたち」が大絶賛ヒット上映中の監督   ヨルゴス・ランティモス。「女王陛下のお気に入り」は観ていたし、「聖なる鹿殺し」は上映期間と見に行くタイミングが合わず、観れず仕舞いだった。 ボクの中では気になる監督の一人だったのだ。その監督作品の一つがAmazonプライムで観られると分かったので早速観てみた。
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映画自評:「哀れなるものたち」の原題「Poor Things」の「Things」への想い。

エマ・ストーンさんは相当な野心家だとこの映画を拝見して思った。 なぜなら製作での金銭面でかなり深く入り込んでいるばかりでなく、俳優のキャスティングや脚本にまで立ち入っているというではないかい。 名声は既に手に入れている。 お金ももちろん。 彼女が必要としているのは、映画芸術での満足や世間に対する主張なのだろう。
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映画自評:自分の感性で素直に「枯れ葉」と対峙してみた。感動する?

噂の「枯れ葉」を観てみた。 正直に言うと観る選択肢になかったのだが、2023年度末になると皆さんが行う今年のベスト10にこの映画が入っているケースが散見されたので、とにかく一度観てみようと思い直し観に行ったのだ。 日曜日のミニシアターだったが、それなりにお客さんが入っていた。皆さん、口コミ客なのだろうか…。
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映画自評:死者と共のロードムービー「葬送のカーネーション」

ここ最近移民関連の映画に縁がある。 「葬送のカーネーション」が移民に絡んでとは知らずに映画館に足を運んでいたのだ。何かあるのだろうか…、まあいい。 さて、この映画の大きな特色としては、主な登場人物が語らず、大事なことは周りが語って済ますこと。ドライバーであったり、ラジオであったりと。とにかくメインの二人は無口。そして西洋的な基準で言えば、表情豊かとは言えない。
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映画自評:「ニューヨーク・オールド・アパートメント」は人間の欲と醜さが表出しているが、希望もある

シネ・リーブル神戸に「ニューヨーク・オールド・アパートメント」を観に行った。内容について何の事前情報なしに映画を観たが、結果的に「ブルー・バイユー」系の映画に他の要因が加わった形の結構複層的な構成の映画だったなと思い、後後調べてみると監督は、この作品で初長編作品デビューと知り、更に驚いたところである。 構成なんか斬新でとても新人とは思えない!
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映画自評:「パーフェクトデイズ」は、各々の感性に素直に従ってみる映画だと思う

昨年度の暮れからパーフェクトデイズの噂をSNSで度々目にするようになり、初めは見るつもりがなかったがこれ程噂になるようなモノであれば一度見ておこうと思い、観に行った。平日だったが満員御礼だった。 恋愛で何であれ、人の直感とは結果から見ると頼りになるものだ。見ることを迷っていた自分の直感は、自分の価値観からすれば間違っていなかったからだった。以下ネタバレを含む…。