フル尺で観たわけではないが、パリ五輪の開会式の破天荒さにはボク的には「よくぞやった感」を感じ、その心意気を素晴らしいと思った。
基本オリンピックには興味はない。ましてや開会式なんて。
でも、競技であれ、開会式であれテレビや旧ツイッターで嫌でも情報が流れてきて知らず知らず情報を手に入れてることになっている。
人それぞれの見方があるだろうから、開会式のその人が思う素晴らしさに反対意見を言うつもりはない。私見あるのみ。
そもそも開会式は「作られた感」があってボクは苦手だ。過去の大会などの映像をツイッターなどで見ると流石に素晴らしいと思うが、だからと言って「見たい」とは思わない。
「国の威信をかけた」エンターテイメント。
「失敗が許されない」エンターテイメント。
「万人が喜ぶ」エンターテイメント。
に素晴らしいと思うが、素直に感動している、とは言い難い。
どこかの国のバレエの美しい演出の開会式、北京五輪の一糸乱れぬ太鼓の演武、国が演出に口出ししたのがバレバレなクールな国の開会式の様子。どれもそれなりに凄いと思ったが、同時に白々しさも感じた。
だが、今回のパリ五輪の振り切りようは潔くて思わず笑みが出た。現代を風刺、現代までの社会の風刺、人の古い概念を風刺しているかのようで、また新しい概念を迎え入れることの決心もボクには感じ取れた。
独裁者が国を制する国では、失敗を恐れる国では、絶対にありえない開会式だろう。
その意味で今回のパリ五輪の開会式はボクは高く評価したい。その時代の社会をしっかりと見て取り、問題がどこにあるか、古い概念、新しい概念と見分ける信念、表現する勇気、これこそ表現者ではないだろうか。
当たり前のことを当たり前のように、誰もが分かるようなことをすることの困難さもあるが、このように多くの人から批判されても「大様は裸だ」的な表現を出来ることの大切さ、実行できる大切さがあるフランスは素晴らしい。
と思う。
尚、上記にYouTubeの開会式の様子を添付したが、それでもフル尺は観る気になれない。w
ゴメンよ。
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