映画「チタン」はそんなに注目もされず、ヒットもしなかったがボクの中では今でも心の中に残る印象深いナイスヒット映画だ。
身障者の方々にこの映画との共通点を挙げるのは大変失礼とは思いつつ、近年の身障者を支える道具の進化を見る度にこの映画をチラチラと頭によぎり、ともすれば用具を使いこなす方々に羨望を覚える自分がいたりして驚いたりする。
車椅子ラグビーは金メダルを取ったが、あの車椅子のようにドカン!と自分も思い切り当たってみたい。
足が遅い自分はあの羽のような義足を付ければジャンプ力が増すのではないか、という錯覚を観ていて思ったりもする。
練習や過程の苦しさを知らずして…。
スポーツは一般的に好きな方だが、五輪は積極的には観ない。
何年も前からだ。
たまにネットやテレビで放送された部分を見たりする程度。
競技単位では、興味のある競技のワールドカップは観たりする。
さて、今年はパリ五輪の年で盛り上がったようだ。
ニュースで取り上げられた程度のことは否が応でも知ることになる。
どの競技で金メダルを取り、金を期待された選手が取れなかったとか…。
一方、日本人選手が銅メダルを取った競技でも金メダルを取った選手の国や選手の名前を知らなかったり、決勝戦のプレーを見せてくれなかったりといつもの不満が残る。
日本人選手が出場した競技でもメダルが取れなかった競技は、全く報道されない。存在しなかったかのか…。
それ以上に問題はパラリンピックの盛り上がりのNASA。
意図的なのだろうか。
メダルを取ったようだがニュースでも映像では紹介しないなど、一般の五輪ではありえない対応。
インクルーシブな社会
、って言ってなかっただろうか。
ブレイクダンスなんて、日本選手が出ていなくても他国の選手を見るだけでも面白そうなのに、
ニュースでは余りしない。
報道も同じ熱量でしてほしい。
インクルーシブ社会、ってタダの旗振りだけで本心でないとバレバレやん。
パラリンピックが終わったのも静かにフェードアウトした感じ。
一部の報道では、過去二番目くらいの盛り上がりがあったそう。
ボクの肌感では、パラリンピックについて盛り上がりを感じたことはなかった。
テニスの若い男前君は報道で目立っていたが、結局…。
ともかく、ここ数年インクルーシブ社会ということで盛り上がっていたようなので、パラリンピックはより広めるにいい媒体だったはず。
ホントに残念だ。
しかし、とは言え、以前とは違い少しずつ社会が前進しつつある兆候も感じる。
ハンディキャップを負いながらもスポーツに励む姿に驚異の目で追い見る子ども達の姿だ。
彼らに見せてあげることで未来が広がる。
彼らには、アベンジャーズにでも見えるのかな。(失礼!)
しかし、失礼なことを言ったかもしれないが、価値観の転換がいつか来るかもしれないと思う。補助する器具のデザインが洗練化されデザイン化していき、やがて健常者が憧れを持つようになっていくような転換期が!
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