世間はオータニさんや選挙や、はたまた最近人気上昇中の日本バレー界の話題やバスケでスポーツの話は持ちきりだろうが、先日世界強豪国通称オールブラックスが来て日本代表と試合をしたのをご存じだろうか。
そう、ラグビーの話だ。
試合結果は大敗だが、日産スタジアムには60,057人の観客が入り、チケットは高いところでは5万5千円からという。
余りの大敗と試合内容(いいところもあったが)に報道してほしくないのが本音で、オールブラックスとの試合は宣伝してほしいは、観客数は宣伝してほしいは、でも試合結果は報道してほしくないは、で協会側は複雑な心境だろうが、そもそも論として試合自体もっと踏ん張ることができなかったのか…。
過去のジャパンのチームに対しブラックスとの対戦で「踏ん張るかどうか」論を持ち出せなかったが、ここ最近は異なる。数年前は僅差まで迫った。
さらにここ最近のブラックスなら可能性はなくはない。
なのに今回のチーム編成ときたら…。
もうジャパンの愚痴は止めよう、試合は終わった。
それよりブラックスだ。
まだ愚痴は続く。w
イアン・フォスターの後任のスコット・ロバートソンHC(ヘッドコーチ)はスーパーラグビー6連覇、通算7回のクルセイダーズへの優勝をもたらしている名将だ。まだ若いほうだ。昔からいずれブラックスのHCになるだろうと言われていた。
彼はスーパーラグビーで優勝すると皆に囲まれグランド芝生の上でブレイクダンスのパフォーマンスをすることでも有名だ。
ボクはクルセイダーズのファンでもあるのでずっとチームの躍進の歴史を見てきた。
彼は確かに指導の実績はあり実力者なのだろうが、ブラックスにそぐう指導者か否かはどうだろう。
これは相撲の横綱=チャンピオン?、と似た話にもなるかと思う。
以前のブラックスは、弱いところを徹底的につき、壊し、勝ちが分かっても80分間走り続けるスタイル。今回も最後まで走ったが、「徹底度」が足りなかったように思う。
それは、メンバリングやツアーの途中で怪我人を出したくない背景があったに違いないがそれにしてもブラックス側からすればもっと点は取れても良かったはず。
寿司、ラーメンツアーと呼ばれても文句は言われない。
最後のHCのインタビューは昨晩の酔いがまだ残っていたのか、日本での監督初勝利の割に軽々しかった。今までのHCはどれだけの大差で勝っても敬意を払ってインタビューに答えてくれていた。
どうもここ最近はブラックスの「威厳」が軽くなっているように感じる。世界全体のレベルアップによってレベル差が縮まり怖くなくなったというのが本当の一番の理由だとは思うが、それにしてもブラックスを選択せずに他の国の代表になることを選ぶという以前なら考えられない事案も近年では発生している(別要因もあるが)。
とはいえ、今回の試合で全くファンとして収穫がなかったかというとそうではない。
9番、15番、ボクの大好きハヴィリも後半出てきた。ハヴィリは旬の時期を怪我で代表入りを逃し、才能ある後輩がクルセイダーズでも出てきて中々出場機会がなかった中コンバートして、返り咲いた苦労人。是非頑張ってもらいたい。
プレースタイルは日本人で言えば、早稲田から神戸製鋼に行った田邊選手の国際版だ。(分かり辛い例えw)
また9番の選手もオモシロイ。今後大注目。
因みに、グッズは即完売。
即メルカリだそう。
転売野郎め!
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