リニューアルされた中之島美術館に常々行きたいと思っていて機会を狙っていた。タイミングが合わず今まで行けずにいたが今回テーマが渋く「民藝」ということで、時間を作って行ってきた。
「民藝」というテーマを選択したのは別の意図もあった。
空いているのではないか?
その思い込みは見事外れた。意外と混んでるヤン。
しかも、爺ちゃん婆ちゃんが多い。館内を警備する係員さんが何かカードを掲げながら立っているなと思いきや「ごちゃごちゃしゃべるな!(意訳)」というものだった。
確かに喋りながら見てる人が多い。w
内容的には、ある人のコレクションされた過去の民藝品の数々より、今も生産され使われている各地の民藝品に関心がいった。
その地方なりで伝承され今に至り、日常的に使用される美。
自分の生活の中にも取り入れたいと切に思う。
どちらかと言えば、美を一般の人が取り入れるとなると衣服のファッションが先に思い立つが、この展覧会で展示されていたような衣類以外の日用品でも継承し続けてきたものには「美」が宿つ。
そんな美と暮らす。
何と素敵なことだろう。
チェーン店にはない、一点もの。必ずしもチェーン店が悪いというのではないが、チェーン店が幅を利かせすぎているこの世の中、一点ものを生産し、販売する店をもっと大事にしていきたいと思う。
そんなことを感じさせてくれた展示会だった。
リニューアルされた中之島美術館は、新しくなってから初めての来館だ。
ちょっとシンプルすぎね?
オブジェはいい。
むしろ、この手のオブジェは街中にほしい。
ま、今の政治家じゃ無理だね。