先行きの見えない未来に不安を覚え、終活を検討するのは極めて賢明だ。
とはいえ、何をするかそれが大問題。
最期の生きがいとして、経営やお客としても「終活カフェ」っていいんじゃないかとフト思った。
でも、どこでするかだ。
流行りの地方への「移住」ってのも、移住先の方々は本来若い世代が欲しいもの。終活を考えるような世代なぞゴメン葬りたいのが正直ではないか。
実はそこにも活路があるのではないかと思うのだが、そう考えてくれる自治体があるかどうかは運しだい。
「高齢者移住と地域活性化─高齢者誘致戦略の可能性と限界」
https://www.jri.co.jp/MediaLibrary/file/report/jrireview/pdf/8478.pdf
こんな論文もある通り、結局各地方自治体自体のポテンシャルと行政のやる気の問題とそこに至る発想があるかによるところが何よりも大きな問題のようだ。
都市部なぞ高齢者にとって様々な問題が産出しており、高齢になってからの面倒見の問題や、死後の墓場問題、そもそも火葬問題、など、それらを逆手に積極的に迎え撃つ移住先とされる地方があれば、その地方は高齢者の資金が流れ込むんじゃないかと思う。
きっと土地や建物はあるだろうし、高齢者だから、死のサイクルを潤滑に作れば回転のいい店舗のように効率よくなれば、そこの地方の行政も潤うんじゃないだろうか。
上記の論文の中の成功例のいくつかのように前向きな発想と土地のポテンシャルを活かしつつ高齢化社会の中で人口減の地方都市の運営をどうやって行くのかをその土地の行政が、「そうなる前に」しっかりと前向きに考えって置けば行き着く発想でもあるかと思うのだが。
つまり、高齢者積極的受け入れ。
日本全体が少子高齢化での人口減、地方都市の人口減、都市部の人口集中。
問題は数年前から明確だ。
お金をかけてのゼネコンを動かす昭和的な発想はもうアカンでしょ。
だ・か・ら、地方都市での「終活カフェ」なんていいんじゃね。
ではでは。