映画自評:「関心領域」と無関心と行動の狭間で。
湯気の立つホカホカの晩ご飯をハフハフ言いながら夕方のニュースを見ている。
ガザに対するアメリカでの学生のデモのニュースだ。ガザでは年端のいかない子どもが餓死させられようとしている。イスラエルはかつてホロコーストで被害者となった国だが今回は積極的に加害者となっている。
その様子をボクはただの傍観者として何の行動もせず見ているだけだ。
ガザへのチッポケな寄付金で偽善的行為をもって満足し自らの罪悪感を誤魔化している。
監督、原作者はこのようなな傍観者の我々の状況を見透かしているようだ。