昨今生涯労働現役が求められている世の中である。
誰がしたこんな世に。
将来は「定年」という言葉が死語になるのではないだろうか。或いは、制度だけ残って、「定年その後」の働き方の考え方が重要になってくるのではないだろうか。ってか、今がもうそうなっている。残念。
そんな中、リスキリング(学び直し)という言葉が盛んに聞くようになってきた。しかしこのリスキリングという言葉はどうも日本での使われ方、概念は偏っているようで交通整理が必要だ。
以上から分かるように、「リスキリング」と「リカレント教育」という似たような言葉が共存している。よく使われている「リスキリング」は企業主導、「リカレント教育」は個人主導だそうだが、中小企業では「リスキリング」を望むべくも叶いそうもないのが現実で、結果的に「リカレント教育」になっているのが現実だということだろう。
ま、言葉や言い方は実はボクはどうでもいいのだ。
世の関心の度合いや人々の危機感の方が気になるのだ。
大企業にいる方々は、企業主体で学べるだろうが、中小企業にいる方々なら自主的な学びが必要となる。退職後の自分がさらにどんな職に付けるのかを想像しながら学び直しをしなければならない。歳も歳だから夢だけを追いかけてもいけないだろうし、年齢的な時間的な猶予もない。ある程度現実路線での選択肢が必要となる。
その中で自分の今までの人生での価値観と照らし合わせて、何ができるか、自分にとって何が適正かを見極め学び直しをしていかなければならないと思う。
今まさにボクはその岐路にあり、選択肢を迫られている状態である。
確かにボクの場合は猶予を数年ズラすことも幸い可能なポジションにあるが、それをしてしまうと恐らくズルズル状態になるだろうし、今の体力と判断力がある時点で行動に出るのがベストだと思っている。
しかし、大問題なのが「じゃ、なにをどうするか!」だ。
カナン。
昔から手に職ある方々を羨ましいとは思っていたが、今ほど切にその方々を羨ましく思う時はない。
といいつつ、この20数年今の職に落ち着くまで、実は今まである程度職をいくつか点々としてきた経緯もあり、できれば次の職はまた異なる職に就きたいとも考えている。
リカレント教育の中で学び直し、いくつか適性を試してはいるが、今はまだ「これだ!」というものには出会えていない。
焦るな、オレ。
子どもの頃、成長していく中で、将来の世の中はこんな未来じゃなかったはずなのにね~。w
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