ミニシアターで上映されるような映画が好きで結果的に映画鑑賞のほとんどがミニシアターでまかなっている。
全国どこのミニシアターも経営不振で、実際に惜しまれつつも閉じるミニシアターもこれまでにいくつかあり、その度に小さいニュースとなる。
ミニシアターが無くなれば、ボクの見たいような映画はどこで見ればいいのだろうか。
この度ひょんなことから元町映画館が経営不振の状態にあるとの情報が入り確かめたところ、HPで情報を公開しており、対策としてサポーターズクラブを設立し支援を求めているという。
神戸にはいくつかミニシアターがあり、
三宮に2つ
新開地に3つ
そして、元町に「元町映画館」1つと意外と恵まれているのかもしれない。
とはいえ、ミニシアターにはそれぞれ個性があり、上映される映画にも個性がでるのが楽しみなところでもあるのだ。
例えば、新開地の「パルシネマしんこうえん」は今どき珍しい一日2本立て、しかも周回遅れでもその2本をテーマを合わせて上映させてみたり、渋い映画選定で見る者を唸らせる。
三宮の「シネ・リーブル神戸」はガチガチの最新のアート系&流行り系だ。
館内もとても美しい。若い女性も多い。パルシネマと一線を画す。
その中にあって「元町映画館」はアート系&モノクロ映画、で個性を打ち出そうとしているように見えた。モノクロ映画とピアノのライブ演奏は他劇場では中々観ることができないので、貴重な存在だった。
でも、動員観客数(キャパ)が少ないのは、欠点かもしれない。
今回、支援要請に応じサポーターズクラブに加入したが、恐らく焼け石に水程度の役割にしか立たないだろう。
HPの「支援のお願い」の文章ではコロナから客数が激減してこのままだと一年後に閉館となる模様とのことだが、グラフではコロナ以前は経営安定ラインを上回る客数を確保できていたようだ。その確保できていた要因と現在の確保できていない要因はコロナは関係ないのではないのだろうか。
まずは自身の不振の原因を見極めなければ、この一年を乗り越すのは相当ハードだと思われる。
ボクが経営者なら現状の数字では、サポーターズクラブの加入状況は分からないが、サポーターズクラブの会員の皆さんの継続の可能性を考えると負債額を極力少なくし閉める検討をしているところだろう。
さむなくば、
もっと必死で改善をしているはずだ。
タイムリミットは1年だぞ。
株主総会のように株主ほどの経営にモノ言える権限があるわけでなく、内部の事情を知っているわけでないので失礼なことを言ってしまったかもしれないが、貴重で唯一のミニシアターに存続してほしいが故。
さあ、皆さん、元町映画館サポーターズクラブに加入しましょう!
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