映画感想

「正人」の日記

映画自評:【映画『クラウド』考察】身近に潜む悪意の正体と対処法:人間関係の心理学「すぐそばにある悪意」に気づけ!

アナタは何気なく生きていてももしかしたら誰かを傷つけているかもしれない。意図的ではなくても。 相手は被害者だ。 被害者にとって加害者のことは忘れない。 このことは加害者は軽視している。加害者たる所以ともいえる。 日常生活において時に被害者であっても見解の違いなどから双方の立場が入れ替わり被害者が途端に加害者になることもままあること。社会生活を営む上で立場が交互に変わる事なぞショッチュウなのだ。我々は日々経験しているはず。仕事をしていれば猶更。
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映画自評:Rotten Tomatoes98%の「ヒットマン」を鑑賞!意外な結末に驚きを隠せない【ネタバレ注意】

Rotten Tomatoesは、英語圏で上映または配信されている作品を対象に、映画評論家によるレビューをまとめた映画批評サイトで、「ヒットマン」は98%のポイントを獲得をしている。 Rotten Tomatoesの評価そのものを疑問視する人もいるが、ボクは映画を観る際の基準の「一つ」にしている。 先に言っておこう。 今回はその基準がハズレた。w
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映画自評:映画『動物界』(2024) 評価と考察: 観る人を嗅ぎ分ける問題作の真意

異種混合物譚、とでもいうのだろうか、映画にはそういった類のジャンルがあるような気がする。 この映画「動物界」は紛れもなく人間と動物の混合物譚である。 ネタバレ以前のこの段階では予告編以上のことは語らないが、『シェイプ・オブ・ウォーター』や『ボーダー 二つの世界』をイメージしていただければこの作品世界に相当近づける。ハリウッド系のそれではない。
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映画自評:『ジョイランド』レビュー:多彩なテーマが織りなす感動作の魅力を独自解説

そもそもオモシロい映画と聞いて、でも次にパキスタン映画だと知って、観に行くかどうかのハードルを各個人がどう越えるのか興味深い。 ボクの場合 ・オモシロいと聞いたが、内容は知らなかった ・パキスタンに行ったことがないが興味があった ・パキスタンの街並み、生活の様子を見たかった ・そもそも知らない地域への興味がある ・賞をもらうほどの映画のレベルだそう ・インドに行ったことがあるが、似ていて大いに違うのだろう という程度でこの映画を観ることに決めた。 結果見て大正解だったわけだ。 内容も良し、映像も良し。 国が違えど、様式が違えど、時代が違えど、宗教が違えど、人生で人を悩ます案件は何処でも同じ。
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映画自評:『シビル・ウォー』を2回観て知ったこと:戦争フォトグラファーはどう成長した?

2回目の「シビル・ウォー」はIMAX®で楽しんできた。 1回目が普通の映画体験で勿体ない思いをしたからだ。 音響、映像と映画館ならではの映画体験を効果的、最高に引き出していたと思い2度目の鑑賞を1回目終了後即座に決めていた。 制作者、出演者、関わった方にに申し訳ないが映画によっては家でパソコンで観るに十分な映画もあるが、この映画は映画館で体験すべき映画だ。
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映画自評:映画の常識を覆す!「シビル・ウォー」が観客に与える身体的・感情的インパクトとは

心からの叫びを際立てるための無音 残酷な現実を反映するための美しさ 絶叫するだけが悲しみを表す方法じゃない 醜い映像を作り出すだけが虚無感を表す方法じゃない そんな逆説的な映画の作り方で今の現世界が抱えている諸問題の行き場のなさを「アナタならどうする」と提示されているようで観ていてのめり込まざるを得ない。 今回は一般のシアターで観てしまったが、次はDolby等映像美、音響環境がもっと映える劇場で観てみたい。
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映画自評:【2024年話題作】「ラストマイル」の魅力と課題:その魅力と合わない人の特徴とは。

観る予定はなかったが評判が良かったので観に行って来た「ラストマイル」。 ナルヘソ。 確かにオモシロかった。 でも、ボクには合わなかった。
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映画自評:【考察】「ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ」の衝撃の真相:二人目は「アナタ」?精神医学的解釈と映画分析

「ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ」を観に行った。 正直言って最初は余り興味がなかったのだ。 だから観るつもりはなかった。 しかし、SNSでの盛り上がりに観ないで評価はできないので、一回観てみようと映画館に赴いたわけだ。
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映画自評:【2024年注目作】「侍タイムスリッパー」が revolutionize する時代劇の世界:斬新な視点と伝統の融合

オモシロいとの噂を聞きつけて観に行ってきた。 エンドロールが流れ終わり、劇場がライトアップされる頃、自然と劇場内で拍手が送られた。久しく観たことのない光景だった。 心の中で「余は満足じゃ」と呟いて家路についた。←誰?
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映画自評:ベイビーわるきゅーれ映画制作の裏側を知る!アクション映画好き必見のドキュメンタリー映画

アクション映画作りの現場を赤裸々に見せてくれる貴重なドキュメンタリー映画だ。 そもそも映画のキャッチコピーでも二人をクローズアップした文言はない。 二人のドキュメンタリーと思った人は勝手な勘違いだろう。 この映画でクローズアップされたのは「新しいアクション映画が如何に作られたか」だと思う。 人によっては、違いが分からないという人もいるかもしれないが、この映画によるそれぞれの出会いはまさに奇跡。