年末年始は全国高校ラグビー大会だ。
って言える、感じる人は極まれなのだろうか。
全国高校ラグビー大会:104年の歴史と伝統
「全国高校ラグビー大会」はその名の通り高校ラグビーの全国大会だ。今年で104回と言う。相当な歴史を持つ。高校ラグビーの聖地「花園」で開催される。実際の電車の駅で言えば「東花園」だ。ややこしい。
高校ラグビーの魅力:成長する選手たちの姿
全盛期には相当な人がこの東花園に年末年始に駆け付け各校の熱戦に夢中になった。
高校ラグビーは、大学ラグビー、昔あった社会人ラグビー、今のプロラグビーとはゲーム運びがちょっと趣が異なり「高校ラグビーファン」がいたものだ。何が違うのか?
まだ未熟であったり、基礎に従順すぎであったり、観る側からするともうチョットこうすればいいのに、っていうところや、個人やチームの将来性を予測する楽しみもあったり。
試合ごとに成長していく姿。強くなっていく姿。まさに成長期の思春期の子供の悩みながらも成長する姿が目の当たりに見えるところも一つの魅力ではないだろうか。
最近は強いチームはメンタルが相当鍛えられているようで昔ほどその印象はない。
ラグビーの多様性:体格差を超えたチームプレー
高校生と言えど、ラグビー。
体はデカい奴はデカい。それなりの迫力はある。
全国大会レベルなのでプレーもそれなりに素晴らしい。
プロの試合を見たことがない人でも唸るプレーのいくつかは見ることができるだろう。
そして注目してほしいのはその中に小さいプレーヤーもいるということ。
或いはガリガリのプレーヤーがいるということ。
rugbyというスポーツはそういうスポーツなのだ。格闘技の要素を持ちながら色んな体格要素を持った選手がそれぞれの個性を主張しながらチーム一体となってプレーするスポーツなのだ。
どでかい奴がボールを持って走ってきたら小さい奴でもタックルしなければならない。
時に跳ね飛ばされるが、時にタックルで大きい奴を転がす。チームにチャンスを持ち込む。攻撃されていた側が一転して攻撃する側に。
ルールが分からないという人がたまにいるが、プレーヤーでも全部は分からないので気にしなくてザクっと観ればいいのではいいんじゃね。w
大会の組み合わせ:地域バランスと全国交流の課題
大会の組み合わせについて疑問だが、どのようにして行われているのだろうか。ザっと見た感じでも隣県同士の組み合わせが多かったように思う。そのこと自体を問題視しても仕方がないかもしれないが、技術向上、交流、観る側の楽しみを考えても全国大会なのだから普段あり得ない(遠い県同士)組み合わせを見たいと思うのが普通ではないだろうか。
また、大阪3代表が第一グラウンドを使っていたがこれ如何に。
大会的には大阪でするのだから大阪代表が第一グラウンド使った方が観客動員が見込めるかもしれないが、全国大会なのだから他県の方々に優先して使っていただく方がいいのでは。
この意見に対し大阪代表の相手が他県であるという屁理屈はもはやいらない。
観客動員の変化:昔と今の比較
相対的にラグビー人気が陰っている今、全国高校ラグビー大会もやはり人出は昔よりは少なくなってきている。
会場周辺でのワゴンカーなど見た目の賑やかさは演出しているが、ラグビーを楽しんで見ている人の数は実感数では減ってきている。
片や酔っぱらって試合もそぞろに仲間内で盛り上がっている輩もいなくなったのも事実。
リーグワンとの連携:未来のスター発掘と普及活動
高校生の大会だからね。会場内酒類販売禁止にしたのは良かったと思う。
ボク的には残念だけど。
リーグワンが必死に盛り上げようとしている手法が各チームいくつかあるが、ここでも結集して盛り上げていくってのはどうだろう。トップワンにとっても彼らの未来の宝物がこの全国大会にいるわけなのだから。
加え、ファン獲得にも都合がいいだろう。
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