世の中には「薬物中毒者」が溢れている。
違法か否か。
好まざるか好んでか。
状況や条件が異なっているだけだ。
そういう自分もある合法薬物無しでは生きていけない。
きっと同じような立場の人は世の中に沢山いるだろう。
そして、救われているだろう。
何の話かというと医療薬の話だ。麻薬ではない。
お薬の話。
ただ、薬に救われている身であるくせに言ってしまうが、これほど世の中に薬が溢れていいものなのだろうか。自分なんて50年も前に生まれていたらとうの昔に死んでいたはずなので、薬様様であり、医学の進歩様様であり、現代に生まれてきただけでもう「幸せ」を使い果たしてるかもしれない。
とはいえ、毎日数錠の薬を朝昼晩と欠かさず飲むことで大げさに言えば命の担保を確保してるわけなのに、疑問に思わざるを得ない時がふと来るのである。じゃ、止めろよ、って話なのも分かる。迷惑がかかるのもカナンのだ。
そんなこんなで疑問を感じつつ死ぬまで飲み続けなければならず、もしかしたらこの先、さらに錠剤が増える可能性はある。減る可能性はない。
健康になるためにサプリを更に自主的に飲んだりしてるが、意味があるか分からん。
悪循環。
とはいえ、食べ物にいいもの悪いものがあるように、薬にも純粋にいいものがあるのだろう。
過剰な食生活、過剰な健康志向、過剰な刺激志向が溢れる中で本来あったはずのいいものが何かわからず迷走してしまっているのかもしれない。食生活のように。
もう逆もどりはできはしまい。
なら、とことん進むしかない、のか。
昔「ネパールの医学」という本を読んだことがあり、その本で紹介されていたのは、究極の治療法は断食であると。だから、癌に対しても断食を行うそうだ。民間療法のようなものなのだろうが、自分にはチョット説得力があった。