この文章は、ケーモティックさんという方のnoteの「Jazzのレコードとおじいさんと若者」という文章に触発されて書いた文章である。
旅には、料理で言えば時に主菜よりも前菜や副菜、デザートの方が印象に残ることがあったりして、予測できない出来事との出会いが楽しめたりするのが醍醐味の一つだったりする。
音楽は大好きで日常的に欠かすことはないが、旅の目的の中心に音楽をわざわざ置くことはない。それでも、旅と音楽との結びつきある思い出のいくつかはある。
80年代後半のボクはバックパッカーとしてネパールを歩き回っていた。当時はウォークマンの頃。音楽はカセットテープだ。ネパールでもパチモンも含め街頭や普通のグローサリー的な店でもカセットテープを売っていた。むしろレコードショップはなかった(知らなかった)。持っていたカセットを一通り聞き飽きたボクは目についた新しいスティングのジャケットのカセットをある店頭で見つけた。正規ものだったらしく破格の値段を感じたが、思わず買い求めた。以来とても気に入り機会あるたび繰り返し聞いていたのが、
「Englishman in New York」だ。
テープがくたびれるほど聞いた。
時は経ち、旅の遍歴も音楽の遍歴もその後様々な変遷を経て頭の毛がだいぶ寂しくなったころ、仕事でダブリンに行った時のことだ。
音楽的にはR&Bを主流として、PRINCEをメインに音楽を聴いてきた自分もチョットJAZZなぞ齧り始めていた。まだまだJAZZ初心者であり、周りにJAZZを教えてくれる知人もいなかったことで、情報の確保源に悩んでもいたころだ。
ちょうどいい。
今回は自由時間にダブリンでレコード店を探してみよう、と思い立ったのである。しかし、先に調べるのではなく、街ブラの果てにどこかにあるだろう、という安易な発想の下だったのだ。これが意外となかった。
結局、あったがもう一度行けと言われても辿りつけないと思う。w
って、ここまで書いて写真を添付する際になって改めて気づく。
この話はダブリンじゃないヤン!
イタリアの「ボローニャ」ヤン!
と。
タイトルに思いっきり「IRELAND」って書いてしまってるヤン。
ゴメンね。IRELANDの皆さん。(←書き直そうとはしない)
話の流れは一緒なのでそのままで。
で、
店の兄ちゃんに「お勧めのCD3枚選んで、1枚はJAZZで、1枚はハードロックで、1枚はプリンス的なんで、宜しく!」ってな具合で丸投げ店頭依頼をしたら、しかめっ面の挙句3枚選んでくれて、そのうちのジャズが大当たり。良かったのよ、これが。
Nicola Conte
有名?
後の2枚は全くのハズレでした、ボク的には。
アリガトウ、兄ちゃん。
その後に海外には旅行に行けてません。残念だ。
また、行ってみたいし、新しい音楽との出会いもしてみたい。
南米もいいな~。