先日、久しぶりに会う後輩といつもの先輩と呑み会をした。
久しぶりの楽しい話とラグビーワールドカップの話。その他共通の旧友の行方など話は多岐に渡り、楽しい時間を過ごし、アルコール量も大分と過ごした。
だが、ただ楽しい話ばかりではなく、後輩の現状を聞く中で残念な、でもテレビなどで聞いていたような不条理な現実を聞いて少なからずショックを受けた。
彼は夜勤を含む不定期時間勤務で普段から仕事が辛いとは聞いてはいたが、ここ最近ご両親ともに病気がちで彼が病院に連れて行かないといけないようだ。家での介護も彼がしている。介護の程度は、だからと言って施設に預けられるほどでもなく、ある程度自力での日常生活が過ごせるので認定が早々降りない。
とはいえ、食事の準備などはご両親御自身でできないから親の食事の準備は後輩がしているそう。結婚はしていない。現在の状態ではできないだろう、と彼曰く。
また、ご両親の通う病院は違う病院だそうで今日はここ、明日はあそこと夜勤明けでも食事の準備と病院の付き添いで忙しいそう。
聞くだけで大変だ。
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今までは、完全にテレビなどで聞く、現実味の無い話だった。幸い自分の母親は元気で一人暮らしをしているし、経済的にも困っていない。
後輩は、まじめに働き、税金を納め、することはしているはずなのに、中々報われない。我々知人が個人的にしてあげられることはほんの些細なことでしかない。本来の筋で言えばやはり、国がするべきことだと思う。当たり前だ。
ボク自身も明日からでも彼と同じ立ち位置になるのかもしれない。
政治家や国家公務員が高給取りであるのは、世界中の中でも日本が突出している。
仮にもらってもいい。
しっかりと国民のために仕事をしてもらえれば。
それは絶対条件だ。
残念ながら今現在の政治家の仕事ぶりからすればそうとはいえない。
老々介護、多重介護、介護問題の放置をしている限り。
介護を家族が処置しなければならないとするならば、国支払う税金をもっと安くしなければ生活できないし、介護にかかわるサービス利用もできない。そのために一生懸命働きお金を稼ぐ。時間が削られる。
負のスパイラルだ。
どうしてこうなってしまったのだろう。
ボクの意見としては、やはり少しでも声を上げ続けなければならないと思う。意見が通ろうとも通らなくとも。声が小さくてもいい、声がでかい奴に負けて言わなくなるより、小さくても違和感を感じれば意見を言えばいいと思う。
仲間はずれが何だというのだ。デコボコがあっての人生じゃないか。スマートに生きようと思う方が普通だが、中々そうはいくまい。そんなの知っているはず。
まずは声を出そう。