2023年のラグビーワールドカップも終盤に差し迫ってきた。一試合毎に試合の濃度はより一層増し見応えが出てきたように思える。
ここで一旦こだわった部分でトーナメントのところも復習し気になったプレイを3点紹介したい。
スクラムハーフのステップについてだ。いずれもブラックス。その内2点はハーフの神様アーロン・スミスだ。
この試合ではマッケンジーの神パスが有名で恐らく今後永遠語り継がれるだろうからここでは触れない。
力差があるからか、プレッシャーに対し余裕が生まれ素晴らしいプレーが多く生まれたのだろう。よくあるケース。
ロイ・ガードのトライもそうかもしれないが、先発出場しブラックス4トライ目となったトライに注目。
圧倒的優位のスクラムからこぼれたボールはサインミスかスクラムハーフの動きと異なる方向にこぼれ出た(サインミス)。瞬間に反応したSHはボールを拾い、相手のプレッシャーを交わすためにダミーをしてステップしトライ。
ハイライト集の画面では分かりづらいが、相手目線では恐らく動きが速すぎて目の前から消えたように思えたのでは。
本来、ミスに乗じて相手側は有利に動くはずの状況だったが、反応と判断が速く、とても3番目(失礼!)とは思えない。恐るべしブラックス。
SHの神様、アーロン・スミスは、これと次はステップ的には同タイプ。
同じ人だからね。w
ダイジェストになるが、後半最初のトライ。
スクラムで押して崩れたところからボールが出たのをスミスがボールをもらって走り出す。2つ目のダミーを切って内側に切り込んでトライ。
よく見る光景。
「キレ」がいい。
歳を感じさせない。
パスは今大会では、チョットだけキレの悪さを感じたが、ステップはまだまだいける、ってのをアピールしたゼ。
このようにSHは、「キレ」があるとカッコいい。
タックル行く側からしたら目の前から消えるような印象。
オールブラックスは、初戦でこそ負けたが、徐々に調子を上げてきている。なかなかいい感じ。特にベテランが調子いいと頼もしい。
ガンバレ、ブラックス!
ラグビーワールドカップ