人生を変えるターニングポイントとなった行動とは

「正人」の日記

それまでの人生とはある意味死んでいたと言っても過言じゃないでしょう。
それは自分の価値観に基づき自発的に考え動いていた人生でなかったからです。
ある時点から自分の価値観を真剣に考え始め、それに基づいた行動をとるように試行錯誤し、失敗も成功も繰り返し、その連続があってはじめて自分の人生を生き始めたと言って過言ではないでしょうか。

休まず学校に行き、できるだけいい成績を取り、理系の方が有利だ、有名大学が有利だ、大学に行かないとダメ、就職は大企業でなければならない。そんな価値観に違和感を感じていました。今でもそんな価値観が世間に存在しているのが不思議です。
本を沢山読んでいたので世の中に多様な生き方、多様な世界があることは知っていました。問題はどうやって実行するかだけでした。

祖父が戦後すぐに飛行機や船を使って世界の主要大陸旅行を渡る世界旅行をしていたこと。両親が放任主義という育児に無関心なこと。自分自身が勉学能力が全く向上しなかったこと。などなどが相まって世間の価値観とはなおさら相合わず行く末がどん詰まりな様相を成人に向かうにつれ性格的に形成されていきました。

そこで一端の逃げ場として、留学という場を考えたのです。勿論両親は反対はしませんでした。

英文学に興味があったことから英語圏。ラグビーをしていたこと、ワーキングホリデービザの取得が可能だったこと、父親の知り合いがいたことからニュージーランドが難なく候補に挙がりました。中でも仕事もできる旅行もできるビザのワーホリはボクにとってとても魅力的でした。
実際、大変活用し、それが人生のターニングポイントとなったのです。

初めての海外、初めての一人暮らし。ホームステイも経験しましたがすぐに一人暮らしを選択しました。初めての海外での一人でのバイク旅行。何から何まで自分で決断し、実行しなければなりません。不安より楽しさの方が勝りました。

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NZでのほぼ一年間の過ごし方は、英語学校に1か月ほどの通学、と自主退学。ステイしていたクライストチャーチをブラブラとニュージーランドを二回に分けて一周するバイク旅行。残りの半年をカンタベリーオブニュージーランドショップ(ラグビー服店)でのアルバイト。
アルバイトの探し方は、募集中という知らせがあったわけでなく自分から店に飛び込んで仕事がないか聞いてみました。ちょうど第一回目のラグビーワールドカップが始まろうとしている年でもありました。

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この時の経験が何よりも今でも大きな宝になっているかと思います。
何かしたいことがあればとにかくやってみる。
失敗もいい経験である。
チャレンジしたことが経験の一つとなる。

やってみてダメだったら、その時に諦めたらいいわけです。やる前から諦める必要はありません。実際にやってみなければ良いも悪いも分からないわけで、ただの心配性なだけなケースはよくあることです。まさに杞憂。

その後の趣味の一つとなったトレッキングを始めたのもNZがキッカケでした。以前は叔母に連れられて各所に行きましたが、その時はまだ趣味と言えるものではなくただついて行っただけ。NZから以降は自分の意思でどこに行くかどうやってどれくらいの期間行くかを自分で選択するようになって初めて自分の趣味と言えるようになったと思います。
バイクで北半島一周、南半島一周と分けて回る際にマウントクックトレッキングコースを歩きました。NZではその他にも世界的な有名なトレッキングコースがあるのですが、日程やら天候やらで行けませんでした。
ただ、マウントクックを行ったことで、その後エベレストトレッキングコースに行くことに繋がったのは間違いありません。

NZでの生活全てを色々あり過ぎてここでは書けません。
NZでのワーホリや旅行が人生のターニングポイントになったということを今回は書くに止めておきます。
NZでの生活は、全てのことに対し自分で判断し、自分で行動し、自分で責任を取るという大人なら極めて当然のことをボクも初めて海外でし始めた記念すべき場所、タイミングとなったという話です。

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