「正人」の日記

「正人」の日記

読書感想:「呑み込まれた男」は文章はともかく、ジュゼッペ老の世界観に呑み込まれる。

独立系書店、という言い方がいいのか、京都の誠光社でのお勧め本であったエドワード・ケアリー「呑み込まれた男」を読んだ。 要はピノキオのお父さんを主体にして巨大魚に呑み込まれたところを小説として書かれた本だ。 独白系回顧小説、とでも言えるのか。 色んな意味でメタファーに富んでいる。小説世界をそのまま間に受けるわけにいかない。そもそもピノキオの話自体が寓話なんだし、ピノキオを生んだ親が彼なんだから物語も示唆に富むのも当たり前と言えよう。
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理想の埋葬のされ方。って、もう考えてるの?

どうもボクはこの手のネタが多い気がする。よほど関心があるのだろう。 先日、報道特集で安楽死の特集がされていた。 別の放送局でも安楽死の特集を見たことがあるが、共にスイスでの実施を同行取材したものだった。
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病ネタ:病は気から。昔の人は良く言った!

先輩で癌サバイバーが2人いる。 2人ともステージは忘れたが結構ヤバかったはずだ。当時は深刻だった。 今は以前と同じとは言わないが呑みに行っている。 そもそも癌は誰しも常に発生するはずのモノだと思っている。 恐らくボクも細胞の中で一度や二度は発生したことはあるのだろう。 (いや、もっと?)
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情報:人は都合の悪いことには目をつぶる。分かっていて図に乗る確信犯がいることも問題だ。

よくよくこの問題については話題になっているが、周りの人はあまり気にしない。 でも、他のプライバシー問題や情報漏洩問題、情報機密問題、個人情報関連の話題にはこと煩い。 この差は何だろう。
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映画自評:「ビヨンド・ユートピア 脱北」を観た。命を越える行動をとる人々を讃えよ!

中々見ることができなかった「ビヨンド・ユートピア 脱北」をようやく観ることができた。 ここ最近、世間ではドキュメンタリーに人気があるように思えるが、ドキュメンタリーにも、本当のドキュメンタリーと、ドキュメンタリー的な感じモノとがあるような気がしてならない。ドキュメンタリータッチというか…。 初めからそう紹介されていればまだしも観ているうちに分かるのは残念感が激しい。 ドキュメンタリー映画のわりに長い期間ロードショー上映されていた。おかげさまで観ることが出来たのは幸い。
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大動脈閉鎖不全を生体弁で置換して20年以上経つ話。Living with a ioprosthetic aortic valve replacement for over 20 years.

先日、大動脈弁閉鎖不全で生体弁を置換し20年以上経つという話を書いた。 似たような経験する人のため、若いお医者さんのためにボクの経験をしたためておこうと思う。 ただし、この記録はあくまで個人的な記録であって他の方に対し同じようなことを勧めているわけではないし、その後の保証はできない。医師からの禁止事項もある。読む際は気を付けてほしい。 また、心の広いお医者さんには、患者のQOL向上のためこんな一例もあることを知って頂き、これからの弁置換手術必要患者さんに接する際、頭の片隅にでも記憶を残して頂けると幸いである。
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映画自評:「落下の解剖学」によって解剖されたのは何なんだろう。What are the key themes and ideas that are analyzed in「Anatomie d’une chute」?

前々から観たかった「落下の解剖学」をようやく見ることができた。 オモシロかった。 観る人によって解釈が異なる映画であろう。 感想を言えば、観る人の経験値を見ることができるというか、「映画」を観るだけに留まらない範疇にまで観る人の本性を試されるある意味怖い映画だと思う。
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サイエンス:ホンマかいな科学「『ひとり言』をつぶやく人ほど自己肯定感が高い」そうだけど、ホンマ?

まず、これは「ひとり言」の定義をキチンとしなければ語弊がある。 ボクは昔から部屋で一人でいる時はひとり言が多い方だった。だからと言って自己肯定感が高いかと言えば、そうとは言えない。 タイトルだけ読んで不思議に思ったが、内容をよくよく読むと「ひとり言」の定義がそもそもされていないし、する人の心理からしっかりと考察がされていないところからもこの記事、この研究の精度が問われる。
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サイエンス:「魚の皮で傷を治す」とは、意外に思えて自然な発想かも…?

自然に反しそんなことをするもんじゃない。 或いは、気持ち悪いので自分はしたくない! という人は多いかもしれない。 でも、火傷に対する魚の皮膚をあてること以外でも我々の病気や怪我に対し、実は知らないだけで実用化されている他の例も既にあるのだ。 つまり、動物さんの身体の一部を利用させていただき、我々の治療に役立たせてもらう例が。
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「焼肉は正義」とだけは言っておこう。心が清められた…。

先日久しぶりに家族で焼き肉を食べに行った。 昔はよく行ったものである。 子どもが大きくなると時間が合わなくなり、肉を買ってきて家で食べるようになったがやはり外で食べる肉は格別だ。 鶴橋なんかで一人焼肉をしてるオジサンを見ると「カッコいい~」なんて思ってしまうが、今したとて別に誰からも何か言われるわけでないのに、一人焼肉はハードルが高い。 その他何でも一人でいいのに。w