ネットリテラシーの勉強時と人の心について考え時。地震でパニックになるからこそ。

「正人」の日記

年明け早々の大地震というセンセーショナルな幕開けとなった2024年。全体像が分からないまま次の日に久しく聞かなかった旅客機の事故。今年はどんな年になるやら思いやられる。
地震大国でありながらも初動から動きが悪く、過去の別地域の教訓を何も活かせておらず日に日に被害が増していき、孤立地域は孤立したまま。悪いことは改善されないまま。地震の教訓はその地震が起こった地域でしか生かすことができないのであろうか。

そんな中やはりネットでのフェイクニュースがあり、拡散されてしまうという事態が起きてしまっている。フェイクニュースの作成者は犯罪なので今後厳罰に取り締まらないといけない。犯罪に関しては個人情報も何もないので徹底して調べてほしい。

一方「旧ツイッター」で紹介されていたある中国人家族は、石川の大地震を祝うとした動画をUPしていると投稿されていた。仮にこれが真実として。
このことですぐに「中国人は…」となるもの如何なものか。
日本人側の煽りに乗っかるのは軽薄すぎる。

社会人枠で入学した大学院で心理学を勉強していた際、犯罪心理学の先生がため息をつきながら次のエピソードを紹介してくれた。
311東日本大震災の時、刑務所でのこと。軽度の犯罪者ではないが、ある程度更生したとみなされた人たちが収容された刑務所だったので、食後のリラックスタイムは皆でテレビを見ることが出来ていた。みんなのリクエストで観る番組を決めるのだが、その日は地震の特番ばかり。
止む無く地震特番を見ていたら、津波で流されていく人、街並みが映ると興奮しだして歓喜の「イエーイ!」状態。
そこに残念ながら更生したはずの人間らしい姿はなかったらしい。

中国人は…
韓国人は…
という以前にアナタの隣にいる人は本当に大丈夫ですか?



映像でのインパクトは強いので脳に残りやすい。
心が動揺している時に囁かれるように不安事を言われると洗脳されやすい。

時間を少しおいて客観的にみてみる習慣をつけていく時代にあるのでしょうね。

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