映画自評:ジョン・ウィックは、好きだからこそ言わせてもらおう本音の映画感想

「正人」の日記

結構な人気で中々観に行くことが出来なかった「ジョン・ウィック チャプター4」。混雑が嫌いなので人気映画でも上映終了間際じゃないと観に行く気にならないボクの心象をよそに「意外と」人気に陰りが見られず上映期間が長引いていたように思う。(失礼!)
でも、データで見ると米国では過去作よりは人気がないそうだ。
以下ネタバレあり。

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アクション映画はIMAXに限る

格闘技好きのボク。
マトリックス好きのボク。
なら、ジョン・ウィックもお好きでしょ、
と、そりゃそ~だ。カッコいいもんね。

ジョン・ウィックの1は良かった。冷徹な殺人マシーンの意外な一面。良いやつなのか、やって来たことをチャラにして見てていいのか?
映画という娯楽の世界だからこそ許せる「ダークヒーロー」という設定に見るこちら側は、あまりのカッコよさと意外な一面に、ダークな部分を忘れ痺れたものだ。
ジョン・ウィックが改心し、生き抜こうとするが故に人を殺す。その殺される相手にも家族がいて働く理由がある、なんて屁理屈をこの映画では問いはしない。

1の成功で連作となってしまったが、終わるに終われず今作まで続いてしまったが、初志は貫徹されたとは言えまい。あれだけ人を殺しておいて。
1を見て2,3を飛ばして4を見た人がいたら「なんのこっちゃ?」となるだろう。
また、今作に至ってはバトルのアイデアが枯渇してしまったと言われても仕方がないだろう。
今作のバトルの肝は、人数の多さ、不器用なヌンチャク、交通事故だとしたら、ちょっと残念。バトル人数の多さと銃弾、交通事故の多さ、それを防いだのはあのスーツだというのならその設定の甘さもいかがなものか…。
文句もタラタラ。
バトルに関しては、決まった系統にアドバイスを求めるんじゃなく、タランティーノに聞いた方がもっと斬新なアイデアを与えてくれただろう。
多人数の鎧系の衣装はチョクチョク見るので、バトルアドバイスもそっち系か?

とはいえ、個性ある相手役のてんこ盛りと、次から次へと出てくるリズム感は飽きさせず、バトル人数の多さも文句を言ったが、全体的に迫力あるものになっている。

初志の貫徹のことに関しても文句を言ったが、世界が注目している大作でここまで丸くまとめているのは、監督の手腕ともいえる。

褒めてるやらけなしてるやら分からない感想だが、期待していただけに、好きなだけに、いろいろと言いたいことだらけなのだ。

最後に、
まさか、あの墓はダミーで生きているので次作を作る、なんてしないでしょうね!

最後の最後に
キアヌ・リーブス、動き鈍くなってね?



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