「正人」の趣味関心

「正人」の日記

今再び「フラメンコ・フラメンコ」。色あせることない記憶、魅力。

マグさんの音楽紹介であるバンドのCDジャケットにフリオ・ロメロ・デ・トーレスの「幸福の寓意」が使用されていることから、ある記憶がよみがえった。 「フラメンコ・フラメンコ」での出演していたマノロ・サンルーカル場面で背景にこの絵画が使われていたのだ。
「正人」の日記

読書感想:「呑み込まれた男」は文章はともかく、ジュゼッペ老の世界観に呑み込まれる。

独立系書店、という言い方がいいのか、京都の誠光社でのお勧め本であったエドワード・ケアリー「呑み込まれた男」を読んだ。 要はピノキオのお父さんを主体にして巨大魚に呑み込まれたところを小説として書かれた本だ。 独白系回顧小説、とでも言えるのか。 色んな意味でメタファーに富んでいる。小説世界をそのまま間に受けるわけにいかない。そもそもピノキオの話自体が寓話なんだし、ピノキオを生んだ親が彼なんだから物語も示唆に富むのも当たり前と言えよう。
「正人」の日記

映画自評:「ビヨンド・ユートピア 脱北」を観た。命を越える行動をとる人々を讃えよ!

中々見ることができなかった「ビヨンド・ユートピア 脱北」をようやく観ることができた。 ここ最近、世間ではドキュメンタリーに人気があるように思えるが、ドキュメンタリーにも、本当のドキュメンタリーと、ドキュメンタリー的な感じモノとがあるような気がしてならない。ドキュメンタリータッチというか…。 初めからそう紹介されていればまだしも観ているうちに分かるのは残念感が激しい。 ドキュメンタリー映画のわりに長い期間ロードショー上映されていた。おかげさまで観ることが出来たのは幸い。
「正人」の日記

映画自評:「落下の解剖学」によって解剖されたのは何なんだろう。What are the key themes and ideas that are analyzed in「Anatomie d’une chute」?

前々から観たかった「落下の解剖学」をようやく見ることができた。 オモシロかった。 観る人によって解釈が異なる映画であろう。 感想を言えば、観る人の経験値を見ることができるというか、「映画」を観るだけに留まらない範疇にまで観る人の本性を試されるある意味怖い映画だと思う。
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サイエンス:ホンマかいな科学「『ひとり言』をつぶやく人ほど自己肯定感が高い」そうだけど、ホンマ?

まず、これは「ひとり言」の定義をキチンとしなければ語弊がある。 ボクは昔から部屋で一人でいる時はひとり言が多い方だった。だからと言って自己肯定感が高いかと言えば、そうとは言えない。 タイトルだけ読んで不思議に思ったが、内容をよくよく読むと「ひとり言」の定義がそもそもされていないし、する人の心理からしっかりと考察がされていないところからもこの記事、この研究の精度が問われる。
「正人」の日記

サイエンス:「魚の皮で傷を治す」とは、意外に思えて自然な発想かも…?

自然に反しそんなことをするもんじゃない。 或いは、気持ち悪いので自分はしたくない! という人は多いかもしれない。 でも、火傷に対する魚の皮膚をあてること以外でも我々の病気や怪我に対し、実は知らないだけで実用化されている他の例も既にあるのだ。 つまり、動物さんの身体の一部を利用させていただき、我々の治療に役立たせてもらう例が。
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読書感想:古本屋さんでガルシア・マルケス「わが悲しき娼婦たちの思い出」を買って読んだが、帯に書かれているほど淫らじゃなかった。純愛。

「90歳を迎える記念すべき夜を処女と淫らに過ごしたい!」の帯の言葉に惹かれたというのは購買理由の何パーセントかは入っているだろうが、古本屋さんでガルシア・マルケスの単行本が新品同然で置かれていたことに感動したことも購買理由で大きい。 その古本屋さんは、よく街中であるような古本を横積みして置いてあったり、本がありすぎて整理が出来ない状態で何がどこにあるか客にとっては迷宮状態な古本屋さんではなく、古本屋のセレクトショップのような店だった。 いいね、こんな古本屋さん!
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家具はアンティーク、なのに服や本は扱いが「古着、古本」って…。

アンティーク家具が好きだ。 高いものは中々買うことができないが、サイドテーブルや鏡、グラスなど購入したことがある。 今に残る昔の家具は職人さんが丁寧に作った痕跡を指先でたどる楽しみや使われてきた方々の歴史や思い出の痕跡を何かしら探し出し想像するのも楽しみの一つだ。
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ペロブスカイト太陽電池で大逆転! 今度こそ世界をリードできるかジャパン!

今まで後追いだった太陽光開発関連事業をようやくここに来て、一発逆転できるような技術開発のニュースがあり、期待が持てそうだ。 主な原材料はヨウ素で日本には潤沢な要素を含んだ地下水があるというメリットがあり、その量は世界第二位だそう。その意味でもこの研究開発の価値は大きい。 ただし、過去に色んな技術で海外勢に持ち出しを喰らい、開発競争で大負けを喰らってしまっている経緯から、同じ過ちをしない注意をしなければならないのは必須だ。
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映画自評:俳優東出昌大の赤裸々な「一部」を垣間見れる「WILL」はオモシロいけど、ドキュメンタリー映画としては如何なものだろう。

『Winny』『福田村事件』とボク的に俳優としての存在感を増し、過去の芸能雑誌話題ネタに晒されるネタ男からのイメージが一気に180度転換した気になる俳優さんとなった男、それが東出昌大。 文字転換でも「東出」と打てば、フルネームで「東出昌大」まで予測変換が出てくる有名俳優。 正直、『Winny』『福田村事件』を観るまでは、どうでもよかった存在だった(失礼!)。だがこの2作はボクの彼に対する評価を変えた。 よくよくウィキを調べるとボクの好きな『桐島、部活やめるってよ』にも出てたそうじゃないかい。気が付かなかった…。デカいのに。 さて、話を戻そう。